今回は、所有しているガジェットの中でも利用頻度が高い「iPad Pro」を取り上げていきます。購入してからすでに3年弱(執筆時)の今、あえて長期間使用してきた感想を書き連ねていきます。
ただ、早く結論を確認したい方のために、あえてここで結論を先に述べておきますと、
iPad Pro を購入して良かった!
と評価します。
それでは、お時間のある方はゆっくりとお読みくださいませ。
スペック
まずは、所有している iPad Pro の簡単なスペックです。なお、性能やらベンチマークやらのポテンシャルスペックに関してはあえてここでは掲載しません。
・モデル:iPad Pro 11インチ(2018)第1世代
・ストレージ:64GB
・通信:Wi-Fi + Cellular
・カラー:スペースグレイ
購入したのは、2018年後半なので第1世代のモデルになります。色はお気に入りのスペースグレイです。
購入する際、画面の大きさを「12.9インチ」と「11インチ」でずいぶん悩みましたが、モバイルすることを前提に11インチを選択。理由は「カバンに入れやすい大きさ」「重量」「持ちやすさ」を総合的に判断した結果です。
また購入当時、外出時は iPad Pro 単体で常にネットに繋がっている環境が必要だったので Cellular モデル(SIM フリー版)にしました。ただ、今となっては外での作業は限定的なので、iPhone のテザリングでも十分に。もし次回購入するなら Wi-Fi モデルを選択するでしょう。
ストレージはこれまでの経験上、容量MAXまで利用したことはないので 64GB で十分と判断。確認したところ、今現在でも 17GB ほど余裕があります。こちら、後ほど内容を見てみます。
アクセサリ
iPad 本体のみでも十分使えますが、あったら便利なアクセサリもご紹介します。
Smart Cover
iPad Pro 本体と一緒に購入したのがこちらの Smart Cover です。やはりモバイル用途としては、本体を保護するカバーは必須です。色はブラックで、重さは実測で172g。かなりヘビーに使っていますが、今のところ折り目が切れるようなことはなく、表裏も傷らしい傷は見当たりません。結構、丈夫で長持ちします。
Apple Pencil(第2世代)
iPad Pro の利用目的のひとつとして、広い画面に手書きでメモすることだったので、Apple Pencil 2 も本体と同時に購入しました。
iPad 本体にマグネットで取り付けられる上、そのまま充電もできる機能は画期的です。第1世代と異なり、一部が平面(iPad との取り付け面のため)になっているので、副産物として机の上から転がり落ちることもなく安心です。
Magic Keyboard
Magic Keyboard が発表された時のインパクトは驚きでした。それまでの常識を覆す「フローティングデザイン」に Apple 自慢の「トラックパッド」が使えるという内容に、久しぶりに胸が高鳴ったのを覚えています。
キーボードはもちろん英語(US)版。iPad とはマグネットで簡単の取り外し可能で、給電やペアリングも不要、バックライトキーもついているという優れもの。
難点は重量と価格でしょうか。単体でも実測600gあり、iPad Pro 本体よりも重いです。また、外付けキーボードとしては強気の 34,980円(税込、2021年3月現在)で、庶民にとってはかなりお高い代物です。
画面保護フィルム
画面保護フィルムは、すみません、どこのメーカーのものかすっかり忘れてしまいましたので割愛します(たぶんラスタバナナかな?)。一応、ディスプレイのきれいさの恩恵を享受するためクリアタイプを使っています。iPad Pro を落とすような持ち方はしませんが、Apple Pencil を使うのでその保護目的というのが一番の理由です。
主たる用途
現在の iPad Pro の主な利用用途はこちらになります。
- Amazon Prime Video の視聴(主にアニメ、映画)
- Amazon Music で音楽鑑賞(作業BGMがメイン)
- Kindle で読書(漫画、小説、雑誌、新刊など)
- YouTube の鑑賞
- Twitter / LINEなどのSNS
- 写真編集(簡易作業)
- イラスト描き(簡易なもの)
- 仕事の打ち合わせメモ
- 語学勉強のノート
- PDF書類の署名、メモ追記
- ブログ作成
- ネットサーフィン
どちらかというと、大きなディスプレイを活かしたコンテンツ消費が多いです。インプット・アウトプットに使うのは全体でみると少ないかもしれません。
また以前はゲームやライブ配信などにも利用していましたが、今はまったくやっていませんので、この点を評価する場合は過去のものとなります。
いいところ、ちょっと残念なところ
いい点と悪い点をまとめるとこんな感じでしょうか。ひとつひとつ書き出すとものすごい量の内容になるので要点のみまとめておきます。
iPad はタブレット
まず大前提として「iPad」を何と思って所有するかによって、その価値や評価が別れると考えます。「タブレット」「スマホ」「パソコン」「小型ディスプレイ」「便利な板」など、イメージや比較対象となるものが違えば、その性質も変わります。
個人的に「iPad」は「タブレット」である(当たり前の話ですが)との認識で利用しています。これが「パソコン」の代わりと見ている方には、物足りなく感じてしまうかもしれませんし、「スマホ」の大きいサイズとしてみている方には、携帯性に不便と感じることも考えられます。
ちなみに iPad は、 iPad(初代)、 iPad mini(初代)、 iPad Air(初代)、11インチ iPad Pro(初代)と数え、現在4台目になります。すべて初代・第1世代モデルを購入しているのがアーリーアダプターの性でしょうか。初期モデルの利用時には、OS の問題もありなかなか快適とは言い難いものでしたが、世代を重ねるごとに進化し、今では発売開始から何も不自由なく利用できる環境になりました。これは本当にありがたいことです。
長期間利用しての感想・レビュー
お仕事編
メモ・ノート
仕事では、もっぱらメモ代わりに使っています。打合わせなどでは iPad Pro の可搬性と即応性は非常に便利です。こういう点でも「11インチ」という大きさはジャストサイズです。
メモ・ノートで利用している App は「GoodNotes 5」。iPad Pro の本領発揮ということで、走り書きでもまったく途切れることなく文字を追従してくれます。その分汚い文字がそのまま反映されるので、後で振り返ったときに「読めない」という理由にはなりませんが。書類にサインしなければならない時も PDF を読み込んで、簡単に手書きができるのでとても重宝しています。
難点は、メモ中コツコツと音が出てしまうことと、いろんな意味で注目されるので、どうしても皆さんの視線を集めてしまうことでしょうか。視認性もいいので、メモを見られるととても恥ずかしい気持ちになります。
Office 系
通常の仕事において、パソコンでは Office 系のソフトが業務上必須になります。iPad でも Office 系の App の利用は可能ですが「Office Mobile」は画面サイズが10.1インチ以下のみなので、11インチの iPad Pro は対象外となります。
そのため Web 版や Microsoft 365 に頼ることになりますが、現時点では操作や入力がスムーズではなく、とくにパソコンでキーボードショートカットを多用している方にとっては単純に使いにくいものとなっています。
また、Google の Docs や Sheets についても、やはりパソコンでおこなうほどに作業効率は上がりません。iPad Pro の画面タッチを基準とした仕様が作業のネックとなります。
結論として、iPad Pro 上で Office 系の App を使った作業をおこなうことが目的となる場合、現時点では、むしろ作業効率が悪くなるのであまりお勧めできません。パソコンの置き換えとして iPad Pro を利用するには、まだまだ時間がかかりそうです。
プライベート編
エンターテインメント
基本的にはコンテンツ消費型なので「みる」「きく」というのが主になります。いわゆる「エンターテインメント」利用です。
とくに動画を視聴するのでしたら、ディスプレイはきれいで滑らかですし、サウンドも横向き時、左右4箇所から音が出るので違和感なく聞こえる上、迫力もあります。また、ベゼルが細くデザインが洗練されていることも相まって、iPad Pro を目の前に置いて観る・見ると没入感は想像以上にハマります。
電子書籍
電子書籍であれば、縦向きで1ページを大きく、横向きで見開きまでじっくりみられる大きさは、スマホでは味わえません。とくに雑誌や漫画系は読みやすいです。逆に、文字ばかりの小説や新書の場合、表示される文字数が多すぎると感じるかもしれません。その場合は、文字サイズの調整をしてみましょう。ページめくりもスムーズで、ストレスを感じることはほぼありません。
実際に電子書籍を読む場合は、基本的にカバー類は外していわゆる「裸状態」で読むことが多いです。自宅で座っているので落とすようなこともないですし、やはり軽さは正義です。ただ、飛行機や指定席の電車等で読む場合は、比較的長時間になるので、座席のテーブルの上 Smart Cover をディスプレイモードにして読むようにしています。腕が痛くならないので楽です。
ブラウザ
ブラウザについては、純正の Safari ではなくChrome をメインに使っていますが、表示が「パソコン版」ではなく「モバイル版」になることも多いので、そこは少しストレスを感じます。それでも表示範囲が広く、一画面に表示される情報量も多いので読みやすいです。
ただ「パソコン版」の表示であっても、パソコンと同じような挙動にならない場合がありますので、そこは注意が必要です。
WordPress
最近は、ブログを書き始めたので「WordPress」をよく利用しますが、こちらは App からではなく、ブラウザからアクセスしています。iPad だけでも「サーバレンタル」「ドメイン取得」「WordPress 設置」とブログ開設に必須の作業は可能ですし、実際それで開設しました。
ですが、ブログの運営に関して一部の機能や設定において、やっぱりパソコンからの操作が必要になる場面もあります。「iPad だけで WordPress によるブログ運用が100%できます!」とは、現時点では断言が難しいかもしれません。
App / アプリ
利用している App は、ここに見えているものがすべてです。それほど多くありません。ピックアップ写真が「ラーメン」というのはご愛嬌で。
総合的に iOS 向けの App はどれも十分洗練されているうえ、使いやすく安心感があります。iPad 用の App は iPhone のそれより少ないですが、iPhone 用の App も利用可能ですし、たいていのものが揃っているので困るということは少ないです。
多用している App で、Amazon 系の 「Prime Video」「Music」「Kindle」は、本家「Fire タブレット」より相性がいいとさえ感じます。
最近はブログを書くようになったので、写真加工用の App をいくつか入れましたが、純正の写真編集機能でも十分使えるので、もう少し吟味してから取捨選択しようかと考えています。
ストレージ
ストレージは「スペック」の項目でも記載しているとおり、64GB です。
写真を見てわかるとおり、もっとも容量を消費しているのが「Kindle」でおよそ全体の1/3程度でしょうか。これは、書籍をダウンロードして、いつでもどこでも読めるようにしているからです。ただ、全部を入れてしまうと大変なことになるので、読まなくなったものについては、iPad Pro のストレージからは削除して、また読みたくなったら再ダウンロードするようにしています。管理は、Amazon の HP からいつでもできるのそれほど苦労はしていません。
それ以外は、大きなコンテンツをダウンロードしない限り使用量は微々たるもの。写真も定期的に見直して、また iCloud も活用しているので、今のところ 64GB で十分のようです。
おまけ
これは iPad Pro の機能とは違いますが、便利な機能として AirPods のシームレス切替(Apple 製品のみ)があります。AirPods と iPhone と接続していて、カフェなどで iPad に接続を切り替えたい場合に、iPad の画面からささっと接続することができます。逆もまた然りで、いちいち Bluetooth 設定画面を開いて接続解除・接続といったアクションをしなくてもすみます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。多くのレビュー記事は発売直後くらいのものしかなく、また性能スペックがメインとなるので、今回はあらためて実際の使用感を含め記事にしてみました。
使っている App はそれほど多くなく、利用用途だけを見れば「iPad」や「iPad Air」で十分かもしれませんが、ベゼルの太さやスピーカーの数、ディスプレイのリフレッシュレートが違うので、やはり今買い換えるとしても「iPad Pro」に軍配が上がります。所有欲を満たす総合満足度が高いというのが一番の理由です。
まだまだ説明が足りない部分もありますが今回はこの辺で。もし気になる点などがあれば気軽に Twitter から DM をお送りください。ある程度質問等があれば、あらためて更新していきます!
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