筆者が気になるバッグやリュックなどを調べてご紹介する不定期企画「ビジネスからカジュアルまで使えるリュック」シリーズの第5弾。
今回は、アメリカンツーリスターのリュックワークアウト バックパック1をご紹介します。
筆者と同じように、バッグやリュックを探しているさまよえる旅人のヒントや参考になれば幸いです。
【前回までの記事まとめ】
第1弾「無印良品 肩の負担を軽くするリュック」
第2弾「マムート セオン シャトル」
第3弾「anello NESS 多機能スクエアリュック Regular」
第4弾「anello NESS 多機能スクエアリュック Small」
それでは、さっそくみていきましょう。
普段持ち歩くバッグの中身
はじめに、こちらの記事に直接アクセスした読者の方のために、筆者がバッグに何を入れているかを簡単にご紹介します。
いつも読んでいただいている熱心な読者の方は、ここと次の章を読み飛ばしてください。
筆者はタイトルのとおり、ビジネス=仕事からカジュアル=プライベートまで同じバッグを利用しています。
理由は単純。中身の入れ替えが面倒だから。
同じバッグであれば、中身を入れ替える際にうっかり入れ忘れることもないですし、出かける前にどのバッグにしようかと悩むこともないので、必然と時間と思考の節約にもなります。
シンプリストの本領発揮ですね。
そんな筆者が普段バッグに入れているものを広げてみました。
上の写真、半分以上が仕事用グッズなので、基本的にはこれらすべてが入る容量のリュックが必要となります。
なおバッグの中身の詳しい紹介は、別の記事でご紹介する予定ですが、過去(2021年春)バージョンであればこちらを参照してみてください。
リュックに求める要件
筆者がリュック(バッグ)に求める要件は、以下のとおりです。
- ビジネスでもプライベートでも使える
- 黒色
- シンプルなデザイン
- パソコンが入る(13インチ前後)
- タブレット(iPad Pro 11インチ)が入る
- 水ボトル(330ml)がサイドポケットに入る
- 財布やIDカードなどの細々したアイテムが入る
- 弁当箱が縦にならずに入る
- アクセスしやすい
- ファスナーが開け閉めしやすい
- 背負いやすい
- コスパが良い
もちろんすべてが揃えば完璧ですが、その中で妥協できる範囲を模索しつつ、理想に近いものを探しています。
アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック1のスペック
それでは、ワークアウト バックパック1の基本的なスペックをみていきましょう。
項目 | 仕様・スペック |
---|---|
サイズ (縦 / 横 / マチ) | 48cm / 31cm / 21cm |
容量 | 30リットル |
重量 | 900g |
品番・型番 | 119789-1041 |
カラー展開 | BLACK |
定価 | 13,200円(2021年10月時点) |
アメリカンツーリスターのワークアウト バックパック1の特徴は、通勤のバックパックとスポーツバッグを兼ねているところでしょう。
仕事帰りに気軽にスポーツやジムに行けるように設計された独自のコンパートメントとデザインになっています。
なお、ワークアウト バックパックは3種類のシリーズが展開されています。
アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック1 ※本記事
アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック2
アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック3 ※現在執筆中
ちなみにワークアウトといえばこちら。
ワークアウト バックパック1の外観
アメリカンツーリスターのワークアウト バックパック1、カラーはブラックのみで、形はカジュアル要素強めのいかにもバックパックというデザインです。
通勤でも使えるバッグではありますが、営業などでお客様に会うことが多い人だと少し難しく、どちらかというと通勤のみで使用して仕事終わりにスポーツをする、という人向けのバッグかもしれません。
正面写真
形はカジュアル寄りのバックパック型。正面センターにアメリカンツーリスターのロゴが入っています。
生地はソリッドではなく、シルバーグレーの模様が入っているので、角度によっては少しうるさいかもしれません。
横写真
本体の左右にそれぞれ独立したポケットが付いています。
マチは21cmとかなりある方ですが、横から眺める見た目の厚みはそれほどではありません。
背面写真
背中が当たる背面メッシュタイプの素材で通気性があります。夏場でも蒸れにくいでしょう。
ショルダーハーネスにはサスペンションが入っていて、揺れを吸収してくれる優れた機構がついています。また、チェストストラップが付いているので、安心感があります。こちらは後述します。
ワークアウト バックパック1の収納力
気になるワークアウト バックパック1の収納ですが、コンパートメントやポケットが多すぎて正直びっくりします。
内訳はパソコンやタブレットが入るコンパートメントが1箇所、メインが1箇所。ポケットはフロントに2箇所、サイドに2箇所、アッパーに1箇所とかなり豊富です。
収納種類 | 装備 | 数量 |
---|---|---|
パソコン室 | あり | 1 |
タブレット室 | あり | 1 |
メイン | あり | 1 |
フロントポケット | 上下あり | 上1、下1 |
サイドポケット | 左右あり | 左1、右1 |
アッパーポケット | あり | 1 |
バックポケット | なし | なし |
その他 | シューズポケット ボールネット | 1 1 |
さらにアメリカンツーリスターのワークアウト バックパック1の大きな特徴として、リュック底にシューズポケットとボールを持ち運べるネットが付属しています。
パソコン室・タブレット室
背面側(下記写真で見ると一番上方のファスナー部分)のコンパートメントは、パソコンとタブレット用となります。
開いてみるとこんな感じです。
イエローカラーがなんとも目立ちますね。コンパートメントの中はパソコン、タブレットそれぞれに専用の収納ポケットがあります。
こちらのコンパートメントは背面・ポケット仕切りともにクッションが入っているので、パソコンやタブレットを優しく包んで保護してくれるので安心です。
実際にパソコンを入れて見ると上記のような感じになります。この状態で左右にかなり余裕がありますので、15インチのパソコンも余裕で入りそうです。
参考までに、筆者が使用しているパソコンは13インチで、サイズは30.5cm / 20.8cm / 1.7cmとなります。
タブレットは、パソコンの手前の独立したポケットに収納可能です。
実際にタブレットも入れてみました。なおポケットには飛び出し防止用のマジックテープタイプのフラップが付いています。
ちなみに筆者が所有するタブレットは、iPad Pro 11インチ。そこにMagic Keyboardを取り付けていますので、全体のサイズは24.8cm / 19.2cm / 1.5cmとなります。
他にも書類やファイルなどを入れるスペースがあるので、紙類の形を崩さずに持ち運びすることが可能です。
メインコンパートメント
メインコンパートメントは大きく開くので、中へのアクセスがしやすいです。
中に大きなインナーポケット(イエロー部分)がついているので、書類や小物などもさらっと収納することができます。
マチは公称21cm。そのため中はかなり広めです。いつものように、弁当箱が縦にならずに入るのかを検証。
実際に弁当箱を入れてみるとこんな感じです。余裕で入れることができます。
なお、こちらのお弁当箱のサイズは、W11.7cm / D16.5cm / H5.6cmです。
もちろん、マウスやPD充電器などが入っているガジェットポーチも難なく平置き、しかもお弁当箱に重ねて収納してもご覧の通り余裕です。
筆者が使っているマウスとPD充電器のお話しはこちらを参考に。
さらに羽織物のカーディガンを入れてみますが、余裕すぎて先程のまでのモノがすべて重なっているとは思えないほどです。
ここで恒例のおまけ検証です。筆者の場合、休みの日の買い出しでもリュックを活用するため、どれくらい商品が入るのか?という点も見逃せないポイントになります。
というわけで、わかりやすく2リットルのペットボトル2本と1.5リットルを1本入れてみました。
大きいペットボトルが3本入ってもまだ余裕があります。奥行きとマチが同じくらいです。
日常的な買い物から週末にまとめて買いする場合でも大いに役に立ちそうです。
アッパーポケット
ワークアウト バックパック1には、持ち手とフロントポケットの間にアッパーポケットがついています。
中はそれほど広くないですが、小物など入れるにはアクセスしやすいので重宝します。
IDカードを入れてみました。頻繁に出し入れする小物を入れておくのにも便利ですね。
フロントポケット
ワークアウト バックパック1のフロントポケットは上下2段タイプです。上部のポケットは大きく開くので中のものがとても見やすいです。
中の仕切りポケットも豊富です。また鍵などを取り付けられるフックも付いています。
参考までにアブラサスの薄いマネークリップ、PORTERカレントの名刺入れなどを入れてみました。
もちろん問題なくすべて丸ごと収納できます。さらにまだ余裕があります。
下段のフロントポケットはこちら。
横引きタイプのファスナーです。
無印良品のナイロンメッシュペンケースを入れてみます。
問題なく収まります。ただこちらはあまり大きなものを入れるというよりは、予備のマスクやハンカチなど薄手のものを入れる方が使いやすそうです。
サイドポケット
ワークアウト バックパック1の左右にもポケットが付いています。ただ左右でデザインが異なるタイプです。
正面向かって右側のサイドポケットです。ファスナーがあるクローズドタイプです。
ポケットの中は目に華やかなイエロー生地。それほどマチはありませんので、通常のペットボトルは入らないでしょう。
ですが筆者の愛用品、無印良品の自分で詰める水のボトルは薄型で高さもあまりないので、このポケットにも入ってしまいました。
反対側、 正面向かって左側のサイドポケットはメッシュのオープンタイプとなります。
こちらにも同じく水ボトルを入れてみます。
難なく入ります。500mlのペットボトルの場合だと上部が飛び出しますが、ポケット入口のゴムがしっかりとホールドしてくれるので落下する危険は少ないでしょう。
なおこちらのポケットにミニフックが付いています。
鍵をつけるには場所的に不安ですが、小物などちょっとしたものを収納することも可能です。
シューズポケット
アメリカンツーリスターのワークアウト バックパック1の大きな特徴として、リュックの底にシューズポケットが付いています。
底にふたつのファスナーが見えます。
そのうちの1番底側にあるのがシューズポケットになります。
シューズポケットのフタを開いてみたところ。こちらも中は鮮やかなイエローカラーです。
底に当たる部分にメッシュの換気穴が2箇所あるので、臭気がこもる心配も軽減してくれます。
こちら借り物のバッグで、実際にシューズを入れるのは難しいため、代わりにペットボトル1.5リットルサイズを入れてみました。
かなり奥まで入るので、スポーツシューズでも余裕で持ち運び可能です。
なおこちらのポケットは、袋を隔ててメインコンパートメントと兼用になります。着替えなどはメインに、シューズをこちらに収納すれば、ジムに行くのもこちらのバッグひとつで簡単に済みます。
ボールネット
さらにアメリカンツーリスターのワークアウト バックパック1には、ボールネットまでが装備されています。
写真中央のファスナーにネットが収納されています。
ファスナーを開くと、
ボールネットが広がります。ネットの底面がバッグ本体と繋がっていますので、取り外すことはできません。
ボールなどを包んで本体に固定するジョイントが、バックサイドの上部に隠れるように装備されています。
バックルはインナーに隠されていますので、ボールネットを使わないときでもすっきりしたデザインを保持してくれます。
ネットのバックルを取り付けるとこんな感じです。ちょっとイメージが湧かないので、
またまた登場、2リットルのペットボトル2本を入れてみました。さすがに4kgは支えられませんが、ボールやちょっとしたアウターなどはここに入れて持ち運ぶことが可能です。
球技の部活をしている学生の方が使用するのに便利かもしれません。
ワークアウト バックパック1の使い心地
各収納へのアクセス性
パソコンやタブレットが入るガジェット系のコンパートメントと、メインのコンパートメントに分かれているので、目的によって使い分けるなど使い勝手も利便性も良さげです。
またポケットが豊富で、しかもどれもが非常にアクセスしやすい構造になっていますので、荷物が多い人でも快適に使うことができるでしょう。
さらにジムやスポーツに行く人にとっては、専用のコンパートメントがあるので、このバッグひとつですべてが完結できるかもしれません。
ファスナーの操作性
ファスナーはすべてジッパータブ(ストラップ)が付いている上、動きがとても滑らかなので、開閉がスムーズです。アメツーの使いやすさの真骨頂でしょう。
パソコンやタブレットが入るコンパートメントのファスナーには、キーロック用のリングが付いているので盗難抑止に有効です。
完全な盗難防止とはなりませんが、抑止としての効果は高いです。
ただしアメリカンツーリスターワークアウト バックパック1のファスナーは、防水仕様ではありませんので、雨の日などは注意が必要です。
防水性
先のファスナーの仕様のとおり、基本的にワークアウト バックパック1は防水仕様ではありませんので、雨の日でもガンガンというわけにはいきません。
表面上で多少水を弾いてくれますが、あまり効果は期待しないほうがいいでしょう。
背負い心地
アメリカンツーリスターの最近のトレンドでもありますが、ワークアウト バックパック1という名を冠しているだけあって、その点は優れた背負い心地を提供してくれています。
ショルダーハーネスの本体とハーネスを繋ぐ部分に、なんとサスペンションが入っています。
その名もTRACUTUM SUSPENSIONというそうで、バネのように衝撃を吸収してくれますので、本当に肩への負担が軽減されます。
またチェストストラップもついていますので、バッグを背負ったまま多少走り回っても身体への負担はかなり軽減できるでしょう。
実際に背負ってみた
今回もイメージしやすいように実際に背負ってみました。もちろんリュック内はパソコンやタブレット、ガジェットポーチ、お弁当、水ボトルなど実際の出勤スタイルと同じ状態です。
ちなみに筆者の身長は164cm・58kgで、男性としては小柄なサイズです。
正面から。ショルダーハーネスの太さが際立ちますね。アメツーのロゴがプリントされています。なおチェストストラップもいい配置です。
サイドから。多くのポケットや収納力を備えつつ、見た目にそれほど大きく見せないデザインは秀逸です。
背面から。筆者の小柄さが目立ちますが、ここにジムやスポーツアイテムも入るとなるとそれほど大きく見えない絶妙なバランスに収まっているといえるでしょう。
ただ、カジュアル感が強いのでカッチリ系のビジネスだと使いにくいかもしれません。
その他
手持ちハンドル
手持ちハンドルはシングルタイプです。
ただし、極太ベルトなのでしっかりしていて、安心感抜群です。
キャリーオンバッグ
スーツケースのハンドルを通すベルトももちろん付いています。
海外旅行や長期移動にはあると便利な機能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したアメリカンツーリスターワークアウト バックパック1、実はすでに廃盤となっております。ですので在庫限りでしか入手できませんが、Amazoや楽天であればまだ若干手に入ります。
ビジネスバッグ(リュック)として使うには少し難しいアイテムですが、仕事帰りにジムやスポーツに通う人や学生の方には、それほど大きくもないのに大容量というコンセプト、デザインは十分選択肢のひとつになるでしょう。
この記事がリュックやバッグを探している人の参考になれば幸いです。
ルルルのひとこと:アメツーのアイテムは使いやすいですね
今回ご紹介したアメリカンツーリスターワークアウト バックパック1はこちら。
第1弾「無印良品 肩の負担を軽くするリュック」
第2弾「マムート セオン シャトル」
第3弾「anello NESS 多機能スクエアリュック Regular」
第4弾「anello NESS 多機能スクエアリュック Small」
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