今回は、筆者の月イチの習慣作業であるキッチンのシンク磨きについてご紹介いたします。
以前、「習慣化とサイクルと思考のシンプル化」でも話題に取り上げていました。
YouTubeなどをみると、世の中にはなんでも磨いて鏡面仕上げにする強者がたくさんおりますが、ここではそこまでのクオリティを求めていません。
誰でも簡単に取りかかれて、磨いたあとに気持ちがスッキリする、そんな日々の気分転換程度の作業を目指しています。
それではさっそくみていきましょう!
キッチンのシンク磨きで用意するもの
- ピカール
- ゴム手袋(使い捨てでOK)
- 古いキッチンスポンジ(くたびれたスポンジでOK)
- 拭きあげタオル(捨てるような布でOK)
たったこれだけです。
むしろ、いろいろものがあると手間も管理も面倒なのでこれで十分です。
ピカール(乳化性液状金属磨き)
我が家ではピカールはノーマルタイプのものを使用しています。
ただ、少し匂い(石油系)がキツイので、気になる方は匂いが少ないマイルドタイプのピカール ネオを使用した方がいいかもしれません。
ゴム手袋
実際の磨き作業中は、黒い金属汚れが手などに付着してしまいなかなか汚れが落ちないので、ゴム手袋ゴム手袋(使い捨てでOK)を使うことをお勧めします。
スポンジ
今回ご紹介するキッチンのシンク磨きは、「キッチンスポンジがくたびれたので交換する」というタイミングでおこなうことを強くおすすめします。
そうすることで、自然と習慣化され、またキッチンもきれいに維持できるので一石二鳥です。
という前提のもと、くたびれたキッチンスポンジをそのままシンク磨き用に利用します。
もし習慣化とは別に、単純にシンクを磨きたいのであれば、使い捨てのパッドや古いタオル、端切れを使用しても問題ありません。
ただ、布系を使用する場合、研磨時に少し摩擦力が高くなるのでスポンジで磨くより強い力が必要になリますのでご注意ください。
拭き上げタオル
こちらは水分を吸収してくれるものであればなんでもOKです。古いタオルでも衣類でもいいですし、
キッチンクロスや、
キッチンペーパーでもOKです。
キッチンのシンク磨き | 作業の流れ
正直そんな大袈裟なことはしていないので、作業の流れというほどのものではありませんが、イメージしやすいように作業風景を載せていきます。
1. 作業前の状況
作業前の状況はこんな感じです。
防臭用のワントラップとゴミ受けのカゴは、薄めた漂白剤と一緒にビニール袋に入れてしばらく放置します。
トラップフタがプラ製であれば上記のものと一緒に漂白しますが、我が家は金属製に変更しているので、シンクと一緒に後ほど磨きます。
排水トラップの周囲は、キッチンスポンジをそのまま利用して台所の中性洗剤で洗浄しておきます。
2. 汚れ具合
汚れの写真を掲載するので、閲覧にご注意ください。
写真の中央右側にスポンジ置き用の吸盤跡がうっすら見えています。全体的に水垢が溜まっていて、シンクがかなり曇っている状態です。
3. 磨き前後の比較
実際にピカールで磨くとどんな感じになるのか、写真左半分だけを磨いてみました。
先ほど見えていた吸盤の跡も消え、作業未実施の右半分と比べてかなりスッキリしています。
なお冒頭でも説明しましたが、鏡面レベルまで磨きたいというわけではありません。
あくまでもキッチンシンク洗浄の習慣化の一環ですので、これで十分です。
4. ピカールの量は?
キッチンシンクを磨く時のピカールの量は、10円玉硬貨くらいの大きさをスポンジに付けています。
研磨剤がスポンジに吸収されて研磨できないのでは? と疑問に思うかもしれませんが、クタクタのスポンジなのでそれほど染み込まず、ちょうどいい具合に磨くことができます。
5. 磨き作業
次にこちらを磨いていく工程を写真で追ってみます。
キッチンのシンクを磨く上で一番厄介なのがこのコーナーまわり。
平面ではなく湾曲しているので、磨く指先へのチカラがあまりかけられず、最初は苦労するかもしれません。
ピカールをスポンジに乗せ、指先の腹を使って丁寧に磨いていきます。
1度ですべての汚れを落とし切ろうとしなくても大丈夫です。
表面の汚れがある程度落ちたら水をかけながらスポンジで研磨剤を流して、その後あらためてピカールをつけて同じ作業を繰り返します。
筆者の場合は、月イチで実施しているので、多くても2回磨けばこれくらいの輝きを取り戻します。
なおピカールで磨き終わったら必ず水をかけつつスポンジで研磨剤をながしてください。
水で流さずにいきなりタオル等で拭くと、黒い金属汚れが伸びて表面に残ってしまいますのでご注意ください。
全体を磨き終わったらそのままスポンジを使って、最後にキッチンシンク全体を水で洗い流せば終了です。
なおピカールや金属汚れの匂いが気になる方は、流水後に台所の中性洗剤を使ってもう一度シンク全体を洗うといいでしょう。
6. 作業後の状況
最後にタオルで拭き上げた状態がこちらです。
鏡のような反射はありませんが、曇りが取れてシンク全体が明るくなりました。
こちらの状態を長く維持したい方は、撥水・防汚スプレーをするのもありです。自分は面倒なので、磨いてキレイになった時点で満足しています。
作業時間は、筆者の場合準備時間を入れても10-15分前後くらいです。
はじめて作業する方や経年の汚れがかなりこびりついているという方は、初回の作業時間はもっと掛かるとみていいでしょう。
ただ一度ベースを作ってしまえば、1ヶ月に1回10分前後の作業でキッチンシンクがきれいに保たれるとので、ぜひ一度トライしてみてください。
キッチンシンク磨きのおまけ情報
キッチンのシンク磨きというと、よくクリームクレンザーを使われる方がいるので、ピカールとの違いを下記に説明しておきます。参考までに。
クレンザーの主成分
クレンザーの主成分は炭酸カルシウム系鉱物もしくはケイ酸鉱物で、粒子の大きさは数十μm(マイクロメートル)。
研磨剤の含有量は粉末タイプで約90%、液体(クリーム)タイプで20-50%となります。
ピカールの主成分
一方の「ピカール」はアルミナ系鉱物で非常に硬く、また粒子の大きさは3μmで非常に小さいです。
研磨剤の含有量は20%です。
クレンザーとピカールの比較表
クレンザー | ピカール | |
主成分 | 炭酸カルシウム系鉱物 ケイ酸系鉱物 | アルミナ系鉱物 |
粒子の大きさ | 数十μm | 3μm |
含有量 | [粉末]約90% [液体]20〜50% | 20% |
キッチンシンク磨きを考察
キッチンシンクにこびりついている水垢の主成分は石灰(炭酸カルシウム)。クレンザーの主成分とほぼ同じものということになります。
水垢をクレンザーで落とそうとしてもなかなか落ちないのは、同じ硬さのもの同士で磨いているから。もちろん、水垢以外のシンク内汚れを落とすのであればクレンザーは有効です。
ただし、クレンザーは粒子が意外と大きいので、場合によってはこすり傷が目立つという一面があります。使用する際は正しい方法で作業をおこなうようにしましょう。
ピカールのアルミナはステンレスよりも硬いので水垢に対しても研磨が可能です。
粒子レベルは研磨の番手で4000番相当。一般的に1000番以上が仕上げ用ということを考えるとかなり細かいサイズになるので、磨き傷をそれほど気にする必要はないでしょう。
なおYouTubeなどで鏡面磨きしている方の多くは、ダイヤモンドペーストをなどを利用し番手10,000番以上(すごい人になると60,000番?!)で磨いています。
鏡面仕上げに興味がある方は、YouTubeなどで動画を探してみてください。
まとめ
キッチンのシンク磨きといっても、やることはそれほど難しいものではありません。一言でいえば
月に1回、ピカールで磨いているだけ
これをキッチンスポンジを交換するタイミングでおこなえば、意識せずに習慣化できますし、またキレイなシンクも維持できるので、まさに一石二鳥となります。
年末の大掃除にまとめて掃除しようとすると、キッチンのシンク磨きも辛く大変なものになります。
日頃から習慣化してキレイな状態を維持できる、そんな生活のヒントになれば幸いです。
みなさんもぜひ一度挑戦してみてはいかが。
ルルルのひとこと:シンクのくすみが取れるように顔のくすみもとりたい
「ピカール」
「ピカール ネオ」
「使い捨て手袋」
「ウレタンフォーム三層スポンジ」
「テーブルダスター」
「キッチンペーパー」
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