筆者が気になるバッグやリュックなどを調べてご紹介する不定期企画「ビジネスからカジュアルまで使えるリュック」シリーズの第3回目となります。
今回は、Amazonプライム・ワードローブ(prime wardrobe)で試着したanello(アネロ)のリュック、NESS 多機能スクエアリュック Regularをご紹介します。
筆者と同じように、バッグやリュックを探す旅人のヒント・参考になれば幸いです。
参考までに第1回目の「無印良品 肩の負担を軽くするリュック」についての記事はこちら。
第2回目の「マムート セオン シャトル」についての記事はこちら。
それでは、さっそくみていきましょう。
普段持ち歩くバッグの中身
第1・2回目でもご紹介しましたが、こちらの記事に直接アクセスした読者の方のために、筆者がバッグに何を入れているかを簡単にご紹介します。
筆者はタイトルのとおり、ビジネス=仕事からカジュアル=プライベートまで同じバッグを利用しています。
理由は単純。中身の入れ替えが面倒だから。
同じバッグであれば、中身を入れ替える際にうっかり入れ忘れることもないですし、出かける前にどのバッグにしようかと悩むこともないので、必然と時間と思考の節約にもなります。
シンプリストの本領発揮ですね。
そんな筆者が普段バッグに入れているものを広げてみました。
上の写真、半分以上が仕事用グッズなので、基本的にはこれらすべてが入る容量のリュックが必要となります。
なおバッグの中身の詳しい紹介は、別の記事でご紹介する予定ですが、過去(2021年春)バージョンであればこちらを参照してみてください。
リュックに求める要件
筆者がリュック(バッグ)に求める要件は、以下のとおりです。
- ビジネスでもプライベートでも使える
- 黒色
- シンプルなデザイン
- パソコンが入る(13インチ前後)
- タブレット(iPad Pro 11インチ)が入る
- 水ボトル(330ml)がサイドポケットに入る
- 財布やIDカードなどの細々したアイテムが入る
- 弁当箱が縦にならずに入る
- アクセスしやすい
- ファスナーが開け閉めしやすい
- 背負いやすい
- コスパが良い
もちろんすべてが揃えば完璧ですが、その中で妥協できる範囲を模索しつつ、理想に近いものを探しています。
anello NESS 多機能スクエアリュック Regularのスペック
それではNESS 多機能スクエアリュック Regularの基本的なスペックをみていきましょう。
項目 | 仕様・スペック |
---|---|
サイズ (縦 / 横 / マチ) | 45cm / 30cm / 14cm |
容量 | 17リットル |
重量 | 660g |
品番・型番 | AT-C2545 |
カラー展開 | ブラック / ネイビー / シルバーブラック |
定価 | 6,490円(2021年9月時点) |
anelloのNESS 多機能スクエアリュック Regularの特徴は、なんといってもその軽さとコストパフォーマンスの良さでしょう。
このデザイン、サイズで660gはかなり軽い部類に入ります。実際持ってみると、あまりにも軽くて背負っていることを忘れそうになります。
NESS 多機能スクエアリュック Regularの外観
今回、Amazonプライム・ワードローブ(prime wardrobe)でお借りしたリュック、形はビジネスでも使えるスクエア型。
実はこのリュック、今回ご紹介するレギュラー(Regular)と次回紹介予定のスモール(Small)の2サイズで展開しています。基本的には容量・サイズの違いしかありません。
そんなNESS 多機能スクエアリュック Regularは、マットコーティングポリキャンパスシリーズで少し艶消しっぽい素材となります。生地はPVCで撥水機能がついています。
正面写真
形はビジネスでも使えるスクエア型。正面にanelloのロゴがありますが、同色でまとめているので目立たず好感がもてます。
横写真
本体の左右両面にオープンポケットが付いています。こちらもスクエア・ボックス型ですね。
背面写真
背中が当たる背面はメッシュタイプの素材で、当たりが柔らかく通気性もがあります。夏場の蒸れにも役に立ちそうです。
そんなNESS 多機能スクエアリュック Regularには、チェストストラップが付いているので安定感抜群です。
NESS 多機能スクエアリュック Regularの収納力
気になる収納は、メインコンパートメントがひとつでパソコンやタブレット専用のコンパートメントはありません。ポケットはフロントに2箇所、サイドに2箇所。
またanelloはインナーポケットが充実しているのが特徴です。のちほど詳しくみていきます。
収納種類 | 装備 | 数量 |
---|---|---|
パソコン室 | あり (メイン収納内) | 1 |
タブレット室 | なし (PCと重ねて収納可) | なし |
メイン | あり | 1 |
フロントポケット | あり (上下別) | 2 |
サイドポケット | 左右あり | 左1、右1 |
アッパーポケット | なし | なし |
バックポケット | なし | なし |
その他 | インナーポケットあり (メイン収納内) | 7 |
パソコン室・タブレット室
NESS 多機能スクエアリュック Regularのパソコン室の紹介の前に、このリュックの面白い特徴をご紹介しましょう。
こちらのリュック、このように背中側から開くようになっています。
ファスナーを全開にするとこんな感じになります。
正面側から見るとこうなります。なお両サイドに落下と開きすぎ防止のストッパーがついています。
実際にパソコンとタブレットを入れて見るとこのような感じになります。飛び出し防止のフラップは金属ボタンタイプです。
見てのとおりタブレットを入れる専用室はありませんので、両方持っていく場合はパソコンと重ねて収納することになります。
13インチのパソコンを入れても左右に若干の余裕がありますので、15インチくらいのパソコンまで対応しています。実際、公式でも15インチ対応とうたっています。
ただし、仕切りは薄めのクッションが入っているだけですので保護性はあまり高くないといえるでしょう。
参考までに、筆者が使用している会社のパソコンは13インチで、サイズは30.5cm / 20.8cm / 1.7cmとなります。
タブレットはiPad Pro 11インチ。そこにMagic Keyboardを取り付けていますので、全体のサイズは24.8cm / 19.2cm / 1.5cmとなります。
なお、パソコン・タブレット兼用室は、リュック本体の底(底面)までが袋状となっているため、リュックを床に置いた時に中のパソコンが底突きする可能性がありますのでご注意ください。
メインコンパートメント
前述のように、NESS 多機能スクエアリュック Regularのメインコンパートメントは、背中側が大きく開く仕様となっています。
これはリュックを前に抱えて持ったときにメインコンパートメントにアクセスしやすくなるので、電車の中など狭い場所でなにかと助かります。
また、メインコンパートメント内にもインナーポケットがたくさんあるのも特徴的です。
こちらはパソコン室側に付いているミニポケット。全部で3箇所あります。
ただ個人的には、パソコンやタブレットを入れると仕切りが結構ぱつぱつになるので、このポケットに何かを入れるというのは難しい気がします。
反対側のリュックフロントの裏側はこんな感じです。上部がメッシュ、下部が袋状でどちらもファスナーがついています。他に、写真では見えにくいですがペン差しが2箇所あります。
こちらのポケットにはそこそこの大きさものが収納できます。惜しむらくは、ファスナーが開け閉めしづらいので、開けっぱなしで使うことが多くなりそうな気がします。
マチは公称14cm。いつものようにお弁当箱を入れてみます。
問題なく入る大きさで一安心です。左右にはまだまだ余裕がありますので、ペットボトルを立ててお弁当箱と一緒に入れてもまだ余裕はありそうです。
ちなみにお弁当箱はこちらを愛用しています。サイズはW11.7cm / D16.5cm / H5.6cm。
羽織物のカーディガンも難なく入ります。もう少し荷物が多くても安心です。
こちらもいつものおまけ検証です。筆者の場合、休みの日の買い出しでもリュックを活用するため、どれくらい商品が入るのか?という点も見逃せないポイントになります。
というわけで、わかりやすく2リットルのペットボトル2本、1.5リットルのペットボトル1本を入れてみたところきっちり3本入りました。
これくらい入れば、普段の買い物でも問題はないでしょう。
フロントポケット
anelloのNESS 多機能スクエアリュック Regularには、フロントポケットが上下に2段ついています。
まずは上段のフロントポケットからみていきます。
中は、薄い仕切りのポケットが数カ所あります。また鍵などを付けられるストラップもついています。
普段使う財布などの小物類は基本的にアクセスしやすいこのフロントポケットに収納することになりそうです。
アブラサスの薄いマネークリップ、PORTERのカレント・コインケースを入れてみました。
写真ではわかりにくいですが、両方ともすっぽり収まっています。まだまだ余裕があるのでもう少し小物を入れてもいいかもしれません。ここにもペン差しがありますね。
こちらは下段のフロントポケット。
こちらに名刺入れを入れてみます。ちなみに筆者が愛用している名刺入れは、定番のPORTERカレントの名刺入れです。
PORTERカレントの名刺入れを全部入れたところの写真ですが、わかりにくいですね。
こちらはそれほど容量が入るわけではないので、ちょっとした小物や予備のマスクなどを入れておくのがいいかもしれません。
サイドポケット
anelloのNESS 多機能スクエアリュック Regularには、左右どちらにもオープンポケットが付いています。
正面向かって右側のサイドポケットです。ファスナーなどがないオープンタイプです。
筆者の愛用品、無印良品の自分で詰める水のボトルを入れてみます。
ちょうどいい感じに収まります。
見た目どおりポケットの生地に伸縮性はないですが、リュック本体メインコンパートメント側に食い込む形で広がるので普通の500mlのペットボトルも収納できます。
反対側も同じ構造です。左右対称です。
こちらにも同じく水ボトルを入れてみます。
左右同じ作りなのでこちらもきっちり収まります。
NESS 多機能スクエアリュック Regularの使い心地
各収納へのアクセス性
メインコンパートメント内にインナーポケットがたくさんあるので、パソコンやタブレットから、お弁当箱、小物まで一気に収納できるという点で、アクセス性は高いでしょう。
他にもフロントに上下2段に分かれたフロントポケットもあり使い勝手が高いです。
またメインコンパートメントはリュック背面側が開くタイプなので、電車の中などで前に抱え込んで荷物へアクセスするシーンではかなり便利です。
ファスナーの操作性
ファスナーはanelloオリジナルのようです。NESS 多機能スクエアリュック Regularでは、そのすべてが止水タイプになっています。
防水性が高い止水タイプのファスナーはありがたいのですが、ストラップがついていませんので動きが重く、開け閉めする際にかなり力が必要です。
また一番使うであろうメインコンパートメントのファスナーはねじれに弱いため、見た目はきちんと閉まっているようにみえても少し噛み合わせがよじれている場合があります。
そのため、耐久性という点では疑問符が残ります。
防水性
anelloのNESS 多機能スクエアリュック Regularは、撥水性のPVCコーティングを施した生地で作られているので多少の雨、水滴から中身を守ってくれそうです。
また前述のファスナーの項目のとおり、使われているすべてのファスナーが止水タイプなので安心できます。
背負い心地
背負い心地は、背面とショルダーハーネスのメッシュとクッション性がほどよくできていることと、リュック本体の軽さも相まって快適といえるでしょう。
またこちらのリュックには、チェストストラップがついているので背負っていて安定感があります。
実際に背負ってみた
さて、今回もイメージしやすいように、anelloのNESS 多機能スクエアリュック Regularを実際に背負ってみました。
リュック内はパソコンやタブレット、ガジェットポーチ、お弁当、水ボトルなど実際の出勤スタイルと同じ状態です。
ちなみに筆者の身長は164cm・58kgで、男性としては小柄なサイズです。
正面から。意外としっかりしたショルダーハーネスです。カラビナなどを引っ掛けるリングが左右についています。
またチェストストラップがついているので安定感は抜群です。
サイドから。比較的生地がしっかりしているので、背負った時の形崩れがあまりありません。
背面から。スクエア型の形がキープされています。
あらためて写真で見てみると、フロントポケットの下段に入っている名刺入れが少し盛り上がっているのがわかります。ここにはあまり大きなものは入れない方がシルエット的にはいいかもしれません。
その他
手持ちハンドル
手持ちハンドルはダブルタイプです。
薄いベルト状ですが前後2本あり、それとまとめるストラップもついているので、重い荷物でも安心して持つことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したNESS 多機能スクエアリュック Regularは、人気が高いanelloの製品で気になっている人も多いのではないでしょうか。
見た目がスクエア型でロゴも目立たずビジネスにも使え、約660gとかなり軽量。また見た目以上に荷物が入り、しかも防水仕様とくれば日常的な使い勝手はかなり高いでしょう。
また一般的なリュックに比べかなり安いので、お試しで購入してみるのもありかもしれません。
筆者個人としては、ファスナーの動作がスムースでないという点が少し残念なところで、これが耐久性も含めて快適であれば購入したいアイテムとなります。
この記事がリュックやバッグを探している人の参考になれば幸いです。
ルルルのひとこと:次回はこちらのスモールサイズをご紹介します!
今回ご紹介したNESS 多機能スクエアリュック Regularはこちら。
第1弾。ビジネスからカジュアルまで使えるリュック | 無印良品の肩の負担を軽くするリュックはこちら。
第2弾。ビジネスからカジュアルまで使えるリュック | マムート セオン シャトルはこちら。
Amazonプライム・ワードローブを使ってみたレビューはこちら。
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