ある日、ミニマルな生活を送っているシンプリスト宅にて、ドラム式洗濯乾燥機が故障するというアクシデントが発生。
所有している服が少ないミニマルなワードローブは、毎日洗濯するという前提条件があって成立しているもの。この前提がなくなるともう大変!
今回は、そんなアクシデントに見舞われた筆者の体験記となります。
さらに「そもそも洗濯機の寿命って?」「洗濯機の一般的な使用頻度は?」という、意外と知らない情報もあわせてご紹介していきます。
これを読んで笑い飛ばしていただければ本望です。
それではどうぞ。
洗濯機故障体験記
前兆なく洗濯機が故障
いつものとおりに洗濯をしていた某日。洗濯物や洗剤をセットして、コースをポチッと押し、しばらく時間が過ぎた頃。
突然運転が停止!洗濯していたコース設定がリセットされ、電源を入れた初期状態の表示に戻るという怪奇現象に見舞われました。何度試しても同じ症状で先に進みません。
筆者は過去に数回、洗濯機のトラブルを経験しているので、まずはトラブルシューティングをひととおり試していきます。
ですが、想定される対応をすべておこなっても解決できません。
今回の症状は、もう素人の範囲を超えているので、あきらめて修理センターに連絡することに。
長期延長保証サービス
筆者は長年ドラム式洗濯乾燥機を愛用していますが、購入する際は必ず家電量販店の5年延長保証サービスに入ります。
これは過去に何度か洗濯機が故障するという経験をしているためで、後述しますが今回も入っていて本当によかったサービスです。
ともあれ家電量販店のサポートセンターに電話をして修理対応してもらえることになりましたが、最短でも4日後の対応とのこと。
これは服が少ない筆者にとってはかなり厳しい状況です。
コインランドリー探索
最低でも中途半端に洗ってしまった洗濯物をなんとかしなければなりませんので、近所のコインランドリーを探します。
運良く歩いて5-6分のところに見つけたのですが、ちょいちょいトラブルが。
- 故障時、寝具を洗っていたが脱水できず、かなり重い
- 外は大雨
- コインランドリーの両替機が故障
- 仕方なく他のコインランドリーを探して荷物を抱えたまま2.5kmさまよう
- 全身雨なのか汗なのかわからないほどびっしょり
- 結局、最初のコインランドリーに戻ってなんとか洗濯開始
コインランドリーはどこにでもあるものと軽く考えていましたが、残念ながら期待は大きく外れました。
おそらく筆者の生活圏内には単身者向けの物件が少ないのかもしれません。
毎日のコインランドリー通い
シンプリストを名乗っている筆者のワードローブ。少し前のデータ(過去記事)だとこちら。
この服の量は、毎日洗濯をすることが大前提にあってできるミニマル化なので、その前提条件が崩れると非常に脆くなります。
そんなわけで、主に困ったものはこちら。
- 2枚しかないTシャツ
- 3枚のパンツ(下着)
- 2本のルームパンツ
- 1本のカジュアルパンツ
- 3枚のタオル
こちら、どうみても4日もノー洗濯なんてあり得ない状況。パンツ(下着)なんて3日ももちません。
というわけで、結局修理が完了するまでの4日間、每日コインランドリーに通う羽目になりました。
臨時の出費
梅雨時期で湿度が高いこともあって、コインランドリーでは洗濯から乾燥までを継続してする必要があります。
今回たまたま見つけたコインランドリーは、平日午後の洗濯が半額になるキャンペーンをしていたので少しはセーブできましたが、それでもトータルで4,300円。
この金額があればパートナーとふたりで回転寿司がお腹いっぱい食べられます。そう考えると痛い出費です。
楽天デリバリーだと、相当いいものが食べられそうです。
修理が終わって
故障から4日目にようやく修理センターの方が来てくれて、なんとか無事修理が完了しました。
担当者の方も初めての現象だったようで、原因はわからず。結局基盤交換でことなきを得ています。
もちろん延長保証期間中の不可抗力による故障ということで、修理代、出張費代はすべて無料。
やっぱり延長保証には入っておくべきですね。
洗濯機の寿命と標準使用回数
今回の洗濯機のトラブルを経験したのをきっかけに、洗濯機の稼働について少し調べてみました。
洗濯機の寿命は?
調べてみると、洗濯機の寿命は平均で6-8年のようです。
これはメーカーの補修用性能部品の保有期間が製造終了から概ね6年程度ということも関係しているようです。
ちなみにエアコンは10年、冷蔵庫は9年、テレビ・電子レンジは8年なので、比較すると洗濯機は寿命が短いのかもしれません。
PanasonicといえばCubleですね。
標準的な使用回数って?
洗濯機の一般的な使用回数は「一般社団法人日本電機工業会」で設計標準使用期間という設計上のデータがあります。
まとめるとこちらの表になります。
1回の使用時間 | 標準コースの時間 |
1日の平均使用回数 | 1.5回/日 ※2日で3回の頻度 |
1年間の使用日数 | 365日(毎日回すことを想定) |
1年間の使用回数 | 1.5回/日×365日=547.5回/年 |
1年間の使用回数は547.5回。6年使用した場合は3,285回、8年の場合は4,380回という計算になります。
【参考】一般社団法人日本電機工業会 | 消費生活用製品安全法
我が家の状況
ここで我が家の洗濯事情を確認してみます。
- 洗濯機のタイプ:ドラム式洗濯乾燥機(洗濯11kg / 乾燥6kg)
- 家族構成:人間2人、ワンコ2匹
- 洗濯頻度:およそ3回/日
- 洗濯機購入日:2017年5月
- 洗濯機故障回数:3回目(内、基盤交換2回)
基本的に一度着た衣類、一度使用したタオル類は、すぐに洗濯するので洗濯頻度はかなり高い方です。
またワンコがいるので、ラグやマット、寝具も高頻度で洗濯します。
洗濯で気を付けているポイント
高頻度で使用しているのは理解しているので、下記のポイントは必ずチェックするようにしています。
- 糸くずフィルター:毎回使用後
- ドアパッキン:毎回使用後
- 乾燥フィルター:1回/2日
- 洗濯槽:毎月1回
- 洗剤ケース:1回/3ヶ月
- 排水口:1回/6ヶ月
おそらく、日々の洗濯機のメンテナンスとしては、我が家はかなり実施している方ではないでしょうか。
ただ、これだけ気をつけていても壊れる時は壊れるので難しいものです。
使用回数から見る我が家の洗濯機の寿命
日本電機工業会のデータに当てはめて、我が家の使用状況を計算すると寿命は下記のとおりとなります。
一般的な洗濯機の寿命といわれる6-8年を、間を取って7年と仮定した場合。
寿命までの使用回数 | 547.5回/年×7年=3,832.5回 |
我が家の年間使用回数 | 3回/日×365日=1,095回/年 |
想定寿命 | 3,832.5回÷1,095回/年=3.5年 |
なんと!我が家の洗濯機の寿命はたったの3.5年!!
これにはかなりびっくりしました。
20万円前後の家電製品の消費サイクルとしては、かなり買い替え頻度が高いものになります。
いざという時のためにも延長保証は必須
計算の結果、洗濯機の寿命が思いの外短くなかなかのショックを受けました。
ただ、そう考えるとますます購入時だけの特典である「長期延長保証サービス」は多少のお金を払ってでも加入しておくべきだと実感します。
ちなみに我が家のドラム式洗濯乾燥機は日立製ですが、今回の基盤交換を実費で払うと、
約52,000円!!
前回も基盤交換しているので、あわせて10万以上の出費。
これが延長保証サービスの加入で無料になるのであれば、安いものです。
日立といえばビッグドラム。次は洗剤自動投入機能が欲しいかも。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
洗濯機の寿命は思っていた以上に短く、どんなに気をつけて使用していても、使用回数が多ければ多いほど故障する可能性が高いことがわかりました。
ただ、寿命を伸ばすために洗濯をしない(回数を減らす)という選択はないので(ダジャレ?)、洗濯機に負荷を掛けない日頃の使い方が鍵となりそうです。
また、いざという時のためにも、近所のコインランドリーの位置と料金は事前に調べておいた方がいいでしょう。
洗濯機はそれなりの高額家電製品ですので、日々のメンテナンスも含め、可能であれば購入時に長期延長保証サービスに加入しておくことをおすすめします。
ルルルのひとこと:修理費だけで縦型の洗濯機が買える価格!
多分次回もこちらの日立製ドラム式洗濯・乾燥機が第一候補になりそうです。
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