今回は、シンプリスト・ミニマリストの筆者がシンプル思考のメリットについてご紹介していきます。
シンプル思考にはどういったメリットがあるのか。
最近なんだか頭がすっきりしないなぁ、疲れているなぁと感じる方、または面倒なことはしたくないという方は参考までに読んでみてください。
間違っても栄養ドリンクには頼らないでくださいね(苦笑)
それではさっそくみていきましょう。
シンプル思考とは?
ここでいうシンプル思考とは、言葉のとおりそのままずばりシンプルな考え方という意味です。
それでは、何を持ってシンプルな考え方というのか?
簡単に説明しますと、
選択の回数を極力少なくすること
たったこれだけです。
一体どういうことなのか? 具体的な内容について、次章以降で説明していきます。
人生は選択の連続
人生において、人々は常に何かを選択して生きています。
- 何を食べるか
- 何を着るか
- どこに行くか
- 何を買うか
- どこの学校に行くか
- どの会社にはいるか
- 誰と結婚するか
朝起きて着替える服や、ご飯のメニュー、買い物などの日常的なことから、受験や就職、結婚といった人生の大きな選択まで。
内容や規模は違えど、生きている限り選択という行為は常に付きまといます。
スイーツの詰合せも、どれから食べようかと自然と選択しています。
こんな風に日々選択する回数は、なんと1日で最大35,000回にもおよぶというデータもあります。
選択とは?
そもそも選択とはどういう意味でしょうか。
選択するという行為自体を、普段あまり深く考えることありませんが、作業ごとに分解してみると下記のようになります。
- 情報収集
- 情報分析
- 比較
- 検討
- 決定
脳内ではこれらの作業を意識することなく瞬時におこなっています。
つまり選択とは、簡単なことのようにみえて、その実、脳にかなりの負荷がかかる作業ともいえます。
この脳に負担がかかる作業が1日に最大で35,000回もあると考えると、それこそ考えるだけで疲れそうです。
脳への負担軽減をするためには
では実際に選択における脳への負担を軽減する方法はどうすればいいのでしょうか?
軽減するためのアプローチは2通りです。
ひとつは選択肢を少なくすること。
例えるなら、50冊の中から好きな本を1冊選択する場合と、5冊の中から1冊を選択する場合、どちらが簡単なのかは一目瞭然です。
もうひとつは選択の回数を減らすこと。
こちらも例えるなら、ゴールまで10回選択する道より、1回の選択でゴールできる道の方がとても楽です。
フレーバーティーもたくさん種類があると迷ってしまいます。
シンプリスト的シンプル思考
選択と脳の負担の関係性を確認したところで、シンプリストの筆者が考えるシンプル思考をご紹介していきます。
シンプル思考を実施する方法は、簡単に説明すると下記のようになります。
- アイテムは把握できる量に
- 整理整頓しモノの住所を固定化
- 行動はルーティン化
- 選択を自動化
日々の何気ない行動の中の選択の機会を、まずは外的要因から削減し、または自動化することで、脳の負担を減らすことが容易になります。
具体的にみていきましょう。
アイテムは把握できる量に
買い物をして家に帰ったら同じものがあった、という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
把握できないほどアイテムがあると、このような現象が起こりやすくなります。
また、多くのアイテムがあることに比例して情報も増えるため、脳内のキャパシティがオーバーしがちです。
脳の負担を減らすという意味でも、所有するアイテムは本人が把握できる程度に収めておく方が、物理的にも精神的にも楽になります。
整理整頓しモノの住所を固定化
整理整頓とモノのアドレス化については下記の記事でもご紹介しています。
詳細は記事の中で説明しておりますが、簡単にいえば、整理整頓することによりアイテムなどの管理がとても簡単で楽になるので、考えたり悩んだりすることが大幅に減少し、結果脳への負担もかなり軽減されるといったものです。
とくに探し物にかける時間は途方もなく無駄で、疲労感も溜まってしまいますので、もっとも避けたい行為のひとつです。
行動はルーティン化
整理整頓がモノやアイテムを無意識化するのに対し、こちらは行動そのものを無意識化する方法となります。
行動をルーティン化・習慣化することで、考えたり選択せずに、身体が自然と動くようになるため、思考やリソースを別のことに割くことができます。
また、習慣化によって自身の体調などの違和感にも気が付きやすくなるメリットもあります。
なお、参考までに筆者のルーティンについてはこちらで紹介しています。
選択を自動化
選択する行為そのものを自動化することも有効です。
たとえば髪型を固定化する、私服を一定にするなど、最初から選択肢を絞っておけば悩む必要もありません。
また自分ルールで、ここまでならA、それ以外はBなどある程度決めておくと、実際の場面で選択する際に悩まずに済みます。
筆者の場合、ワードローブをシンプルにミニマルにすることで選択肢をおさえているため、着替えで悩むこともなく、貴重な時間を他のことに当てることができます。
まとめ
ここまでみてきておわかりのように、シンプル思考を生活に導入することによって、脳の負担をかなり軽減することができます。
その結果得られる大きなメリットは、リソースの確保とストレスや悩みの緩和でしょう。
また、選択肢・選択回数が少なければすぐに判断(即断)することも可能ですし、時間にも心にも余裕が生まれてきます。
あらためてまとめると、シンプル思考は、
- なるべくシンプルなステップで選択できるように仕組み化し
- 脳への負担を極力抑え
- ストレスからの解放とともに
- リソースを他のことにあてることで
- 心にも時間にも余裕を持つことができる思考法
と、いうことができます。
シンプル思考により脳の負担が減り、必要なリソースを他に当てることができれば、日常の生活にも心にも自然と余裕ができて、結果、生活の質・QOLを向上させることにつながります。
心にも時間にもなかなか余裕がないという人や、常に頭の中が疲れていると感じる人、面倒なことは省略したい人など、本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
シンプル思考は仕事にも活かせますよ!
それでも疲れが取れない時は、静かに甘いチョコでもいただきましょう。
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