筆者が気になるバッグやリュックなどを調べてご紹介する不定期企画「ビジネスからカジュアルまで使えるリュック」シリーズも今回で第6弾になります。
今回は、アメリカンツーリスターのリュックワークアウト バックパック2をご紹介します。
筆者と同じように、バッグやリュックを探しているさまよえる旅人のヒントや参考になれば幸いです。
【前回までの記事まとめ】
第1弾「無印良品 肩の負担を軽くするリュック」
第2弾「マムート セオン シャトル」
第3弾「anello NESS 多機能スクエアリュック Regular」
第4弾「anello NESS 多機能スクエアリュック Small」
第5段「アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック1」
それでは、さっそくみていきましょう。
普段持ち歩くバッグの中身
はじめに、こちらの記事に直接アクセスした読者の方のために、筆者がバッグに何を入れているかを簡単にご紹介します。
いつも読んでいただいている熱心な読者の方は、ここと次の章を読み飛ばしてください。
筆者はタイトルのとおり、ビジネス=仕事からカジュアル=プライベートまで同じバッグを利用しています。
理由は単純。中身の入れ替えが面倒だから。
同じバッグであれば、中身を入れ替える際にうっかり入れ忘れることもないですし、出かける前にどのバッグにしようかと悩むこともないので、必然と時間と思考の節約にもなります。
シンプリストの本領発揮ですね。
そんな筆者が普段バッグに入れているものを広げてみました。
上の写真、半分以上が仕事用グッズなので、基本的にはこれらすべてが入る容量のリュックが必要となります。
なおバッグの中身の詳しい紹介は、別の記事でご紹介する予定ですが、過去(2021年春)バージョンであればこちらを参照してみてください。
リュックに求める要件
筆者がリュック(バッグ)に求める要件は、以下のとおりです。
- ビジネスでもプライベートでも使える
- 黒色
- シンプルなデザイン
- パソコンが入る(13インチ前後)
- タブレット(iPad Pro 11インチ)が入る
- 水ボトル(330ml)がサイドポケットに入る
- 財布やIDカードなどの細々したアイテムが入る
- 弁当箱が縦にならずに入る
- アクセスしやすい
- ファスナーが開け閉めしやすい
- 背負いやすい
- コスパが良い
もちろんすべてが揃えば完璧ですが、その中で妥協できる範囲を模索しつつ、理想に近いものを探しています。
アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック2のスペック
それでは、ワークアウト バックパック2の基本的なスペックをみていきましょう。
項目 | 仕様・スペック |
---|---|
サイズ (縦 / 横 / マチ) | 44cm / 28cm / 18cm |
容量 | 24リットル |
重量 | 780g |
品番・型番 | 119790-1041 |
カラー展開 | BLACK |
定価 | 13,200円(2021年10月時点) |
アメリカンツーリスターのワークアウト バックパック2の特徴は、通勤のバックパックとフィットネスバッグを兼ねているところでしょう。
仕事帰りに気軽にフィットネスやジムに行けるように設計された独自のコンパートメントとデザインになっています。
なお、ワークアウト バックパックは3種類のシリーズが展開されています。
アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック1
アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック2 ※本記事
アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック3 ※次回掲載予定
ちなみにワークアウトといえばこちら。
ワークアウト バックパック2の外観
アメリカンツーリスターのワークアウト バックパック2のカラーはブラックのみです。形はカジュアル要素が強いバックパック型のデザインとなります。
通勤でも使えるバッグですが、営業系で使うのは難しいでしょう。どちらかというと仕事終わりにフィットネスやジムに行く日に利用する使い方がベターかもしれません。
正面写真
形はカジュアル寄りのバックパック型。正面センターにアメリカンツーリスターのロゴがアクセント的に入っています。
生地はソリッドではなくシルバーグレーの模様が入っているので、光の加減で見え方が少し変わります。
横写真
本体の左右にそれぞれ独立したポケットが付いています。マチは18cmですが、あまり厚みを感じず程良い大きさとなっています。
背面写真
背中面はメッシュタイプの素材で通気性があります。夏場でも蒸れにくいでしょう。
こちらのワークアウト バックパック2、ショルダーハーネスにサスペンションが入っています。
ワークアウト バックパック2の収納力
ワークアウト バックパック2の収納は、パソコンやタブレットが入るコンパートメントが1箇所、メインが1箇所。ポケットはサイドに2箇所、バックに1箇所となります。
収納種類 | 装備 | 数量 |
---|---|---|
パソコン室 | あり | 1 |
タブレット室 | あり | 1 |
メイン | あり | 1 |
フロントポケット | なし | なし |
サイドポケット | 左右あり | 左2、右1 |
アッパーポケット | なし | なし |
バックポケット | あり | 1 |
その他 | ヨガマット ホルダー | 1 |
こちらのアメリカンツーリスターワークアウト バックパック2の特徴として、リュックに標準で日本ではめずらしいヨガマットホルダーが付属しています。
こちらの詳細は後ほどご紹介します。
パソコン室・タブレット室
パソコンとタブレットは専用のコンパートメントが用意されています。
開くとイエローカラーが目に飛び込んできます。中のポケットにパソコン、タブレットがそれぞれ独立して収納することが可能です。
実際にパソコンを入れてみました。多少余裕はありますが、15インチのパソコンだと少し厳しいかもしれません。
参考までに、筆者が使用しているパソコンは13インチで、サイズは30.5cm / 20.8cm / 1.7cmとなります。
タブレットは、パソコンポケットの手前にある独立したポケットに収納可能することが可能です。
実際に入れてみるとこんな感じです。こちらのコンパートメントは背面・ポケット仕切りともにクッションが入っているので、パソコンやタブレットを保護してくれます。
またポケットには飛び出し防止用のマジックテープタイプのフラップが付いています。
ちなみに筆者が所有するタブレットは、iPad Pro 11インチ。そこにMagic Keyboardを取り付けていますので、全体のサイズは24.8cm / 19.2cm / 1.5cmとなります。
他にも書類やファイルなどを入れるスペースがあります。ただし、このコンパートメント自体それほど厚さはないので、パソコンとタブレットをフルで収納すると、書類が少し圧迫されてしまうので注意が必要です。
メインコンパートメント
ワークアウト バックパック2を含むこのシリーズはメインコンパートメントが大きく開くので、中へのアクセスがとてもしやすいです。
中に小分けされたインナーポケット(イエロー部分)がついているので、小物などもさらっと収納することができます。
マチは公称18cm。いつものようにお弁当箱が縦にならずに入るのかを検証。
実際に弁当箱を入れてみるとこんな感じです。余裕でおさまってしまします。
なお、こちらのお弁当箱のサイズは、W11.7cm / D16.5cm / H5.6cmです。
さらに羽織物のカーディガンを入れても、まだまだ余裕があります。
ただ、横幅はワークアウト バックパック1に比べると狭いです。
恒例のおまけ検証です。筆者の場合、休みの日の買い出しでもリュックを活用するため、どれくらい商品が入るのか?という点も見逃せないポイントになります。
というわけで、わかりやすく2リットルのペットボトル2本と1.5リットルを1本入れてみました。大きいペットボトルを3本を入れてちょうどいいくらいです。
日常的な買い物であれば問題ないでしょう。
サイドポケット
ワークアウト バックパック2は両サイド・左右にポケットが付いています。
正面向かって右側のサイドポケットです。ファスナーがあるクローズドタイプです。
ポケットの中は目に華やかなイエロー生地。それほどマチはありませんので、通常のペットボトルは入らないでしょう。
ですが筆者の愛用品、無印良品の自分で詰める水のボトルは薄型で高さもあまりないので、このポケットにも簡単に入ります。
ファスナーを締めて完全に収納することも可能です。
ただし一般的なペットボトルでは高さ・太さともにサイズ的に厳しくなりますので、こちらのポケットには小物などを入れるのがいいでしょう。
反対側、 正面向かって左側のサイドポケットは2種類のポケットが付いています。
ひとつはクローズドタイプでもうひとつはメッシュのオープンタイプとなります。
本体の一番近いところに付いているクローズドタイプは、右側についているものと同じタイプです。
ですので、水ボトルも難なく収納可能です。
次にメッシュタイプのポケットにも同じく水ボトルを入れてみます。
こちらも難なく入ります。
500mlのペットボトルの場合だと上部が飛び出しますが、ポケット入口のゴムがしっかりとホールドしてくれるので落下する危険は少ないでしょう。
なおこちらのポケットにミニフックが付いています。鍵をつけるには場所的に不安ですが、小物などちょっとしたものを収納することも可能です。
バック(背面)ポケット
ワークアウト バックパック2にはありがたいことにバック(背面)ポケットが付いています。
財布や鍵などを入れるのに丁度いい大きさです。
実際にアブラサスの薄いマネークリップとPORTERのカレント・コインケースを入れてみました。
余裕で収納可能です。
ただし、かさばるようなアイテムを入れるとパソコン室や背中に突出してしまいますので、薄めのモノを入れるのがいいでしょう。
ヨガマットホルダー
さらにこちらのワークアウト バックパック2には、ヨガマットホルダーが装備されています。リュックに付いているタグには、こんなイメージが!
なんだかセレブリティな写真です。
リュックのフロント下部にファスナーがあります。
こちらを開くと中に何やら入っていまして、それを広げると、
ヨガマットを包み込む生地が出てきます。赤ちゃんの抱っこひものような感じです。なお本体と繋がっているので取り外すことはできません。
筆者の家に残念ながらヨガマットがなかったので、代用としてペットボトルを入れてみました。ヨガマットの下方を収納し、上方はバックルで留める感じになります。
実際ヨガマットを持参してフィットネスやジムに行く人を見たことは無いのですが、このようなデザインは本当に面白いアイテムだと感じます。
ワークアウト バックパック2の使い心地
各収納へのアクセス性
パソコンやタブレットが入るガジェット系のコンパートメントと、メインのコンパートメントに分かれているので、目的によって使い分けるなど使い勝手も利便性も良さげです。
アメリカンツーリスターのワークアウト バックパックシリーズの中では、比較的コンパクトサイズですが、内部にアクセスしやすい構造になっていますので、使い勝手はとてもいいです。
ファスナーの操作性
ファスナーはすべてジッパータブ(ストラップ)が付いている上、動きがとても滑らかなので、開閉がスムーズです。アメツーの使いやすさの真骨頂でしょう。
パソコンやタブレットが入るコンパートメントのファスナーには、キーロック用のリングが付いているので盗難抑止に有効です。
完全な盗難防止とはなりませんが、抑止としての効果は高いです。
ただしアメリカンツーリスターワークアウト バックパック2ファスナーは、防水仕様ではありませんので、雨の日などは注意が必要です。
防水性
先のファスナーの仕様のとおり、基本的にワークアウト バックパック2は防水仕様ではありませんので、雨の日でもガンガンというわけにはいきません。
表面上で多少水を弾いてくれますが、あまり効果は期待しないほうがいいでしょう。
背負い心地
アメリカンツーリスターの最近のトレンドでもありますが、ワークアウト バックパック2という名を冠しているだけあって、その点は優れた背負い心地を提供してくれています。
ショルダーハーネスの本体とハーネスを繋ぐ部分に、なんとサスペンションが入っています。
その名もTRACUTUM SUSPENSIONというそうで、バネのように衝撃を吸収してくれますので、本当に肩への負担が軽減されます。
なお、ワークアウト バックパック2にはチェストストラップが付いていませんので、安定感は少し欠けるかもしれません。
実際に背負ってみた
今回もイメージしやすいように実際に背負ってみました。もちろんリュック内はパソコンやタブレット、ガジェットポーチ、お弁当、水ボトルなど実際の出勤スタイルと同じ状態です。
ちなみに筆者の身長は164cm・58kgで、男性としては小柄なサイズです。
正面から。ショルダーハーネスの太さが際立ちます。右肩のショルダーにアメツーのロゴがプリントされています。なおチェストストラップはありません。
サイドから。若干下方が大きく見えます。パソコンやタブレットが入っているので、背中の部分は形が維持されています。
背面から。本体正面にポケットなどの装飾品が無いので見た目にスッキリな印象です。カジュアル感が出ていますが、ビジネスでも通勤であれば使えそうです。
その他
手持ちハンドル
手持ちハンドルはシングルタイプです。
ただし、極太ベルトなのでしっかりしていて、安心感抜群です。
キャリーオンバッグ
スーツケースのハンドルを通すベルトももちろん付いています。
海外旅行や長期移動にはあると便利な機能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
背負心地やファスナーの開閉、ショルダーのサスペンションなどはさすがアメリカンツーリスター!といえるイイ仕事をしています。
コンセプトが少し尖ったデザインではありますが、それ以外は通常の通勤バッグとしても使える万能なアイテムなので、他人とはちょっと違うアイテムが欲しいという方におすすめです。
なお、今回ご紹介したアメリカンツーリスターワークアウト バックパック2、実はこちらもすでに廃盤となっております。
ですので在庫限りでしか入手できませんが、Amazonや楽天であればまだ若干手に入ります。気になる方は早目にチェックしてください。
この記事がリュックやバッグを探している人の参考になれば幸いです。
ルルルのひとこと:ヨガマットって持参していくものなんですね?
今回ご紹介したアメリカンツーリスターワークアウト バックパック2はこちら。
第1弾「無印良品 肩の負担を軽くするリュック」
第2弾「マムート セオン シャトル」
第3弾「anello NESS 多機能スクエアリュック Regular」
第4弾「anello NESS 多機能スクエアリュック Small」
第5段「アメリカンツーリスター ワークアウト バックパック1」
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