今回からはじまる新企画。
筆者が気になるバッグやリュックなどを調べてご紹介する不定期企画、その名もズバリ「ビジネスからカジュアルまで使えるリュック」シリーズ。
第1回目の今回は、現在筆者が愛用している超有名な無印良品のリュック、肩の負担を軽くする撥水リュックサックをご紹介します。
お気に入りのバッグ・リュックを探す旅はなかなか終わりが見えません。
ここでは同じようなバッグやリュックを探している人のなにかヒントになれば幸いです。
それでは、さっそくみていきましょう。
普段持ち歩くバッグの中身
前提として、バッグに何を入れるのか?という点を簡単にご紹介します。
筆者はタイトルのとおり、ビジネス=仕事からカジュアル=プライベートまで同じバッグを利用しています。
理由は単純。中身の入れ替えが面倒だから。
同じバッグであれば、中身を入れ替える際にうっかり入れ忘れることもないですし、出かける前にどのバッグにしようかと悩むこともないので、必然と時間と思考の節約にもなります。
シンプリストの本領発揮ですね。
そんな筆者が普段バッグに入れているものを広げてみました。
上の写真、半分以上が仕事用グッズなので、基本的にはこれらすべてが入る容量のリュックが必要となります。
なおバッグの中身の詳しい紹介は、別の記事でご紹介する予定ですが、過去(2021年春)バージョンであればこちらを参照してみてください。
リュックに求める要件
筆者がリュック(バッグ)に求める要件は、以下のとおりです。
- ビジネスでもプライベートでも使える
- 黒色
- シンプルなデザイン
- パソコンが入る(13インチ前後)
- タブレット(iPad Pro 11インチ)が入る
- 水ボトル(330ml)がサイドポケットに入る
- 財布やIDカードなどの細々したアイテムが入る
- 弁当箱が縦にならずに入る
- アクセスしやすい
- ファスナーが開け閉めしやすい
- 背負いやすい
- コスパが良い
もちろんすべてが揃えば完璧ですが、その中で妥協できる範囲を模索しつつ、理想に近いものを探しています。
肩の負担を軽くする撥水リュックサックのスペック
それでは、肩の負担を軽くする撥水リュックサックの、まずは基本的なスペックをみていきます。
項目 | 仕様・スペック |
---|---|
サイズ (縦 / 横 / マチ) | 43cm / 32cm / 14cm |
容量 | 19リットル |
重量 | 460g |
品番・型番 | 44149669 |
カラー展開 | 黒 / ライトベージュ / ネイビー |
定価 | 2,990円(2021年9月時点) |
なんといっても一番の驚きはその価格。デザインと機能を考えたら安すぎるといっても過言ではありません。
さらに驚くのがその軽さ。500mlのペットボトルより軽いなんて普通じゃありえません。それでいてしっかりした作りなのですから、無印良品の商品開発力と技術力に脱帽です。
肩の負担を軽くする撥水リュックサックの外観
見た目の特徴は、なんといってもシンプルなデザイン。形は一般的なラウンド型です。
どちらかというとカジュアル寄りなので、かっちりしたスタイルを求める方には少し難しいかもしれません。
正面写真
形はカジュアル寄りのラウンド型。
横写真
左右ともにオープンポケットが付いています。
背面写真
写真ではわかりにくいですが、背中が当たる背面の素材もリュック本体と同じ撥水加工の生地を使用しています。
なおチェストストラップはありません。
肩の負担を軽くする撥水リュックサックの収納力
収納はメインコンパートメントが1箇所。ポケットはフロントに1箇所、サイドに2箇所、バックに1箇所という至ってシンプルな構造です。
収納種類 | 装備 | 数量 |
---|---|---|
パソコン室 | あり (メイン収納内) | 1 |
タブレット室 | なし (PCと重ねて収納可) | なし |
メイン | あり | 1 |
フロントポケット | あり | 1 |
サイドポケット | 左右あり | 左1、右1 |
アッパーポケット | なし | なし |
バックポケット | あり | 1 |
その他 | なし | なし |
パソコン室・タブレット室
無印良品の肩の負担を軽くする撥水リュックサックは、メインコンパートメントがひとつあるだけで、パソコン・タブレット専用のコンパートメントはありません。
パソコンはメインコンパートメントを開いた奥側(背中側)にあるオープンポケットに収納します。
ポケットには落下防止ベルトがついています。ここにヘッドフォンをぶら下げることもできますが、マジックテープ式なので重いと外れる可能性があります。
仕切りの生地は、裏側がメッシュになっているものの全体的に薄いです。また背中(背面)側にはクッションが入っていますがこちらも薄めなので、保護性はあまり期待しない方がいいでしょう。
ただしこのポケットは、リュック本体の底(底面)から少し浮いた状態で底が閉じられているので、リュックを床に置いた時に中のパソコンが底突きをする心配はありません。
実際にパソコンを入れるとこんな感じになります。左右にまだ余裕がありますので、パソコン単体であれば15インチまで入りそうです。
なお筆者が使用しているパソコンは13インチで、サイズは30.5cm / 20.8cm / 1.7cmとなります。
タブレットも入れてみました。タブレット専用のスペースはないので、パソコンの収納スペースに重ねて入れていますが、このように2台重ねても余裕です。
筆者が愛用するタブレットは、iPad Pro 11インチですが、Magic Keyboardを取り付けていますので、そのサイズは実寸で24.8cm / 19.2cm / 1.5cmとなります。
ただし、先に説明したとおりクッション性は皆無なので、心配な方はインナーケースを利用した方がいいかもしれません。(筆者は、そのまま裸で運用しています)
メインコンパートメント
メインコンパートメントはファスナーを全開にすると半分くらいまで開くことができるので、中身が見やすい構造です。
筆者はオフィスに出社するときは弁当を持参するので、弁当箱が縦にならないマチの広さを重要視しています。
実際に弁当箱を入れてみるとこんな感じです。弁当箱が余裕で置けます。
ちなみに弁当箱はこちらを愛用しています。
マウスなどのガジェットが入っているポーチも横向きでそのまま収納することができます。この状態でも左右、上部にかなり余裕があります。
羽織物のカーディガンも余裕で入ります。スーツのジャケットももちろん楽々入るのでいざという時でも安心です。
ただし書類などは、A4サイズも簡単に入るもののリュック自体が柔らかくコシがないため、クリアファイルなどに入れないと紙がよれてしまうので注意が必要です。
筆者の場合、休みの日の買い出しでもリュックを活用するため、どれくらい商品が入るのか?という点も見逃せないポイントになります。
というわけで、わかりやすく2リットルのペットボトル2本と、1.5リットルのペットボトル1本を入れてみました。
容量としてはこれくらいのサイズのものが入れば十分でしょう。ただし、このまま背負うとバッグの耐久性に少し不安を覚えます。
フロントポケット
リュック正面、下部にフロントポケットがひとつあります。マチは少し広め。
フラップがついていますが、ファスナーは止水ではないので防水性はそれほど高くありません。
ここはアクセスしやすいので、小物などをまとめて入れています。
モバイルバッテリーや常備薬、IDカード、名刺入れなどを入れていますが、それでもパンパンになることはありません。本当に便利です。
よくをいえば、上段にもう1箇所フロントポケットがあるとうれしいですね。
サイドポケット
リュックの左右両方にオープンポケットが付いています。
正面向かって右側のサイドポケットです。ファスナーなどがないオープンタイプです。
リュックと同じ無印良品の商品、自分で詰める水のボトルを入れてみます。
いい感じにすっぽり収まります。もちろん普通の500mlのペットボトルも難なく収納可能です。
逆サイド側もまったく同じ構造です。
こちらにも同じく水ボトルを入れてみます。
左右同じ作りなのでこちらもすっぽり収まります。もちろん500mlのペットボトルもらくらくです。
ちなみに筆者は、サイドポケットの片方に無印良品の自分で詰める水のボトルを、もう片方にエコバッグとApple AirPodsを入れています。
バック(背面)ポケット
こちらのリュックにはありがたいことにバック(背面)ポケットが付いています。
財布や鍵などを入れるのに丁度いい大きさです。
実際にアブラサスの薄いマネークリップとPORTERのカレント・コインケースを入れてみました。
バック(背面)ポケットの中は、普通のナイロンで仕切られていますので、こちらもクッション性はありません。
なお、バックポケットの内袋は、パソコンを入れるポケットの仕切りの中につながるので、財布などの小物を入れたあとにパソコンやタブレットを入れようとすると、途中で引っかかることがあります。
肩の負担を軽くする撥水リュックサックの使い心地
各収納へのアクセス性
シンプルな構造のため、全般的にどの収納も荷物へのアクセスが比較的容易です。
電車などでリュックを前に抱えて利用する場合でも、アクセスしやすく中身も確認しやすいので荷物の取り出しが簡単です。
良くも悪くもシンプルなデザインがゆえに、小物を収納する小分けのポケットがないので、小物が多い場合は整理整頓が大変になるかもしれません。
ファスナーの操作性
ファスナーはYKK社製で、ジッパータブ(ストラップ)も付いているので開閉はとてもはスムーズです。
2年ほど使っていますが、かみ合わせがずれたり、噛んだりしたことは一度もありません。
惜しむらくは、各ファスナーにフラップがあることとリュック本体にコシがないため、片手で動かすことが難しく開閉は両手を使っておこなう必要があります。
なおファスナーは、止水ジッパーではなくノーマルタイプのものになります。
防水性
肩の負担を軽くする撥水リュックサックという商品名のとおり、撥水加工された生地を使用しています。またファスナーまわりはフラップで覆われています。
ただし、生地の撥水加工は徐々に低下するうえ、ファスナーも止水ジッパーではないので、防水効果はあまり期待しない方がいいでしょう。
多少の小雨が短時間にかかる程度であれば問題はありませんが、雨天時に1時間くらい雨しぶきがかかるくらいになると水が染み込む場合もありますのでご注意ください。
背負い心地
リュックは背負い心地が重要だと考えています。もちろん両手が空く、体への負担が均等に分散されるというメリットもあります。
そういう意味では、肩の負担を軽くする撥水リュックサックはその名のとおり、重い荷物を背負っても肩への負担がうまく分散されていて、実際の重量より軽く感じます。
ショルダーハーネスと本体の結合部はしっかりしていて、安心感が高いです。
なお、ショルダーハーネスは正しい位置で背負った時に効果を最大限発揮しますので、よく見かけるハーネスを長く伸ばしてぶら下げる背負い方では効果は確認しにくいかもしれません。
一方、残念な点は、背中が当たる背面部分のクッション性があまりないので、パソコンなどを入れて持ち歩くとゴツゴツ当たる感じがします。
また、背面部分やショルダーハーネスも本体同様撥水加工生地をそのまま使用していますので、夏場は背面・ショルダーベルトともに比較的蒸れやすくなります。
さらに、ショルダーハーネス下部の本体との結合箇所が、歩く際にちょうどスラックスの後ろポケットに引っかかるためこの点は少しストレスに感じます。
実際に背負ってみた
イメージしやすいように、実際に無印良品の肩の負担を軽くするリュックを背負ってみました。
リュック内には、最初に紹介したパソコンやガジェットポーチ、お弁当、水ボトルなど実際の出勤スタイルと同じ状態にしています。
ちなみに筆者の身長は164cm・58kgで、男性としては小柄なサイズです。
正面から。といってもショルダーハーネスが見えるだけですね。チェストストラップは付いていません。
横から。リュック本体にコシがないため、荷物が入ると少し寄れてしまいます。
背面から。リュックの横サイズが32cmなので、若干幅広く見えます。またラウンド型なのでやっぱりカジュアルな服の方が似合いますね。
その他
手持ちハンドル
手持ちハンドルはシングルタイプです。
薄いベルト状ですが、しっかりした作りなので外れる・切れることはないでしょう。ただし、握りやすさはあまりないので、長時間持つというよりは一時的なハンドルとして使うのがベターです。
キャリーケース用ベルト
筆者が所有しているリュックは以前のモデルのためこの機能は付いていませんが、現行モデルには背面にキャリーケースに掛けられるベルトが付いています。
スーツケースをともなう旅行などでは地味に便利な機能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
街を歩けば、誰かが背負っている姿を見かけることが多い人気のリュックなので、レビューとしては今さら感がある内容となっていますが、意外と細かいレビューがないので今回あえて記事として取り上げてみました。
筆者は、この無印良品の肩の負担を軽くする撥水リュックサックを実際に2年以上愛用していますが、今のところ壊れたり破れたりすることもなく、今でも毎日使用しています。
そういう意味ではこれ以上にないハイコストパフォーマンスな商品で、また満足度も高く、とりあえずシンプルなデザインでコスパがいいリュックがほしいというなら間違いなくこちらの商品をおすすめします。
そんな無印良品のリュック、あまりデメリットはありませんが、しいていうなら下記のポイントでしょうか。
- カジュアルすぎるデザイン
- 他人とかぶりやすいアイテム
- 中身の保護性が低い
- 本体の形、シルエットが崩れやすい
こちらの数少ないデメリットと、それ以上に魅力あるメリット、また無印良品というブランド、シンプルでミニマルなデザインが好みの方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
この記事がリュックやバッグを探している人の参考になれば幸いです。
ルルルのひとこと:街中でかぶる率がかなり高いリュックですね
今回ご紹介した無印良品のはこちら。
バッグの中身でちらっと映っているガジェットケースはこちら。
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